セレンの効果と注意点

セレンの効果と注意点

セレンは、必須アミノ酸の一種で、体内において高酸化反応を管理する酵素・たんぱく質を構成し、体内の抗酸化作用に必要な働きかけをしてくれます。

ここでは、セレンの効果と注意点をご説明します。

 

セレンについて

セレンは昔から毒性の強い元素として知られていましたが。1957年に人間にとって必要不可欠な微量ミネラルであることが研究でわかりました。この成分が、どのような食品にどれ程含まれているのか表すデータは少ないですが、藻類・魚介類・肉類・卵黄に多いとされています。また、さまざまな食材からセレンを摂取できるので、不足する心配はありません。

 

セレンの効果

セレンの効果は大きく分けて2つあります。

 

老化・病気から体を守ってくれる

セレンは、活性酸素と戦う「抗酸化酵素」を合成するのに必要で、体の酸化を防ぎ、老化・動脈硬化を予防する効果があります。体を構成する細胞膜には不飽和脂肪酸が含まれており、不飽和脂肪酸はマーガリンやサラダオイルにも含まれ、人体に欠かせないものですが、体が酸化しやすいデメリットがあります。体内で脂質が酸化することで、体の組織が老化したり、動脈硬化を引き起こしたりします。動脈硬化は、多くの生活習慣病に繋がるので、セレンをバランスよく摂り、体の中から抗酸化力を高めることで未然に酸化するのを防ぐことが重要となります。

 

がん予防

がん患者の血中セレン濃度が健康な人よりも低いこと、土壌に含まれるセレンが少ない地域ではがんによる死亡率が高いことから、セレンが不足すると至る部位のがん発生率や死亡率が高いと発表されています。その中でも、前立腺がん・肺がん・結腸直腸がんの発生を抑制し、転移を防ぐとされています。特に、前立腺がんの場合、血中・血しょう中・足の爪のセレン濃度を測り、食事でのセレン摂取量を増やすとリスクを減らせるとの報告もありました。

 

セレンを摂取する上での注意点

セレンは前述のとおり、他の微量ミネラルと比較して毒性が強いため、過剰に摂取することは危険です。セレンを日常的に過剰摂取すると、爪の変形・脱毛・嘔吐・福通・下痢・疲労感などの症状がみられ、さらにグラム単位で大量にセレンを摂取すると、心筋梗塞・休制呼吸困難・腎不全などを引き起こすことがあります。

 

セレンが含まれる食材

かつお

かつおは魚類の中でもたんぱく質が豊富です。かつおの血合肉にはビタミンやミネラル成分が含まれており、特に、ビタミンBとビタミンDがたっぷりです。また、この魚には、血中コレステロール値を低下させ、脳を活性化させる作用を持つドコサヘキサエン酸と、血行を促すエイコサペンタエン酸がたっぷり含まれています。ちなみに、かつおは季節によって脂肪分が変化し、味も変わります。

 

いわし

いわしは、良質なたんぱく質・カルシウム・ビタミンDといった栄養がたっぷりのヘルシーな魚として現在注目されています。いわしに含まれるエイコサペンタエン酸・ドコサヘキサエン酸は、中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させるため、脳梗塞予防・高血圧予防・がん予防・認知症予防などの効果があります。

 

ねぎ

ねぎには、ビタミンA・ビタミンC・カルシウム・βカロチン・アリシンなどが含まれています。アリシンは、ビタミンB1の吸収をサポートしたり、血行を促したり、疲労物質の乳酸を分解する働きがあることから、肩こりや疲労回復効果が期待できます。この成分は、時間が経過すると減ってしまうため、食べる直前に切っておくなどの工夫をすることで無駄なく摂取することが可能です。

 

おわりに

セレンの効果と注意点をご説明しました。

この成分は、がん予防の効果が期待できますが、セレンの含まれた食材ばかり食べるのも考え物です。偏りの無いようバランスよく食事をしましょう。

参考URL
セレン わかさ生活
かつおの栄養
“意外と知らない”「イワシ」がもたらす健康と美容効果がスゴイ理由
ねぎの栄養・ねぎの効能・レシピ
ネギ(葱/ねぎ)の栄養価と効能

Follow me!

  • Facebook
  • twitter
  • Hatena