リンの効果と注意点

imasia_9673542_S

体内で、カルシウムの次に多いミネラル分が、リンです。リンにはカルシウムやマグネシウムと結合し、歯や骨を丈夫にする働きがあります。そのため、こうしたカルシウムやマグネシウムとの摂取バランスが重要となる栄養素です。

今回は、リンの働きをはじめ、過剰摂取による弊害や摂取目安量について詳しく説明します。

体内で2番目に多いミネラル

人体は多くのミネラル分によって構成されています。この中で、リンはカルシウムに次いで多い必須ミネラルです。リンは85%をリン酸カルシウム、リン酸マグネシウムとして歯や骨を構成しています。また、残りの15%は細胞膜やDNAなどの核に含まれています。そのため、歯や骨、脳など、人体にとって重要な部位には、ほとんどリンが含まれています。

リンが持つ4つの効果効能

リンはビタミンB1やビタミンB2と結合して、糖質の代謝を促す働きがあり、これにより以下のような効果効能が得られます。
・歯や骨を丈夫にする
・エネルギー源となる
・神経伝達を正常に保つ
・筋肉を正常に動かす
まず「歯や骨を丈夫にする」役割は、主にリン酸カルシウム、リン酸マグネシウムが担っています。リンは体内に取り込まれるとカルシウムやマグネシウムと結合し、歯や骨の原料となります。このように働き、骨折しにくくしたり、骨粗しょう症の予防に寄与したりします。ただし、リンは通常時はカルシウムと結合し骨を丈夫にしますが、リンを過剰摂取すると歯や骨にあるカルシウムと結合することもあるため注意が必要です。
「エネルギー源となる」役割において、リンはATP(アデノシン3リン酸)の物質です。このATPは放出されるときにエネルギーを発する働きがある物質です。そのため、リンを摂取していると、体力不足に陥りにくくなります。
次に「神経伝達を正常に保つ」働きにおいて、リンには神経伝達を促進する効果があります。特に、生理機能を維持する働きが強く、DNAなどを生成する際に寄与します。
最後に「筋肉を正常に動かす」役割において、リンが筋肉の収縮を促すことに起因します。そのため、リンが不足すると体調が悪くなったり、気だるさを感じたりするようにってしまいます。

リンの過剰摂取に注意する

通常の食事をしている場合、リンは沢山の食品に含まれているため欠乏症を起こすリスクはありません。ただし、ダイエットなど極端な食生活をしている場合には、リン不足による気だるさなどの体調不良が見られることもあります。
一方、リンは多くの食品に含まれる分、過剰摂取に注意をしなければいけない栄養素です。特に、リンにはカルシウムと結合して、体内のカルシウム量を調整する働きがあります。そのため、体内にカルシウムよりもリンの量が多くなると、カルシウム分が多量に排出され、骨折のリスクや骨粗しょう症などを引き起こす可能性もあります。
こうしたことから、リンは過剰摂取に注意して摂る必要がある栄養素と言えます。特に食品添加物や、清涼飲料水などに含まれていることもあるため食品を選ぶ際には注意をしましょう。

リンは上限3,000mg/1日にする

リンの過剰摂取は問題であるため、1日当たりの上限摂取量が決められています。その量は1日当たり3,000mgです。そして、目安量は18歳以上の成人男性が1,000mg、成人女性が900mgとなっています。
この量を守って摂取することが健康を維持するために必要です。

おわりに

こちらでは、リンの働きをはじめ、過剰摂取による弊害や摂取目安量についてご紹介しました。リンは体内で2番目に多いミネラル分で、身体にとってはなくてはならない栄養素です。ただし、多くの食品に含まれており、過剰摂取が懸念されています。そのため、日ごろの食生活を意識して、健康状態を維持できるように摂取量を守るようにしましょう。

参考記事

リン | ミネラル(無機質) | 栄養成分百科

Follow me!

  • Facebook
  • twitter
  • Hatena