モリブデンの効果と注意点

モリブデンの効果と注意点

モリブデンは、人が生きていく中で必要な代謝に関する必須ミネラルの一種です。

 

ここでは、モリブデンの効果と注意点をご説明します。

 

モリブデンについて

食品の中に含まれるモリブデンの量は非常に微量で、その量を正確に把握することは難しいとされているため、食品成分表にモリブデンの含有量は掲載されていません。この成分は植物性食品では豆類に多く含んでいます。その理由として、マメ科の植物は空気中の窒素を摂り入れ、モリブデンを含む酵素を持っているからです。また、動物性食品では、モリブデンが肝臓にある酵素の成分として存在することから、レバーにたっぷり含まれています。

 

モリブデンは、代謝の過程において必要な酵素の働きをサポートする成分になり、代謝に関わり、「キサンチンオキシダーゼ」「アルデヒドオキシダーゼ」「亜硫酸オキシダーゼ」という3種類の酵素に欠かせません。これらの酵素は、酸化還元反応(ある物質から、異なる物質が生成される過程で電子・酸素・水素の授受する反応)を促進させ、代謝の過程で尿酸を生成する際重要な役割をします。また、モリブデンが構成成分となるキサンチンオキシダーゼは、食品に含まれる細胞の核を構成する成分の一種である「プリン体」の代謝に重要な働きをすることで、プリン体が分解されて尿酸が生成される時に関わっています。アルデヒドオキシダーゼ・亜硫酸オキシダーゼは、たんぱく質を分解してできるアミノ酸の一種であるシステイン(非必須アミノ酸の一つ)などの分解に関わっています。

 

ちなみにモリブデンは、航空機・ロケットのエンジンなどに使用される重要な金属で、ステンレス銅に使用されることが多く、ステンレス製の包丁に利用されることがあります。

 

モリブデンの効果

 

貧血予防

モリブデンは、血液を作るための必要な鉄分が不足すると、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助け、鉄の利用効率を上げて造血を促してくれます。このことから、鉄が不足して起こる「鉄欠乏性貧血」を予防する効果が期待できます。

 

食道がん予防に繋がる

現在、はっきり証明されていませんが、モリブデンの不足が食道がんと関係していると報告されているようです。植物中のモリブデン含有量は、植物が育つ土に含まれるモリブデンの量に左右されます。中国の土地においてモリブデン濃度が低い場所では、食道がんになる人が多いと研究で発表されています。

 

モリブデンと摂取する上での注意点

モリブデンを過剰摂取したとしても、すぐ尿と一緒に排泄されるため心配をする必要はありませんが、体内に存在する銅の量が極端に少ない場合、モリブデンに中毒症状が起こる可能性があります。

 

モリブデンが含まれる食材

レバー

レバーは、動物の内臓の中でとりわけ柔らかく、必須アミノ酸をバランス良く含み、「栄養の宝庫」をいわれています。レバー50gを食べることで、大人が1日に必要とするビタミンA・ビタミンB2を補助することができるといわれています。ビタミンAは、抗酸化作用に優れており、粘膜の代謝を促進させたり、免疫力を高めたりする効果があるとされています。ビタミンB2には、動脈硬化を防ぐといわれています。

また、牛のレバーの場合、抗酸化作用のあるビタミンB15を含み、豚レバーの場合、ビタミンA・鉄分の量は牛と鶏を上回り、それぞれ特徴を持っています。

 

チーズ

チーズ100gを作るには、牛乳の量は10倍である1,000ml必要になります。このことから、チーズを50g食べるとすると、牛乳500mlを飲むのと同等の栄養を摂取していることになるのです。ナチュラルチーズ(硬質)やプロセスチーズ(軟質)のどちらもカルシウムを多く含み、特に硬質のチーズはカルシウム・たんぱく質がたっぷり含まれています。そのため、骨粗しょう症の予防にも繋がります。

 

おわりに

モリブデンの効果と注意点をご説明しました。

 

偏らずに、モリブデンが含まれる食材をバランス良く摂り入れることが大切です。

 

参考記事

モリブデン わかさ生活

栄養の宝庫「レバー」の知られざる実力

レバーの栄養 効果効能

チーズの栄養

 

 

Follow me!

  • Facebook
  • twitter
  • Hatena