ヨウ素の効果と注意点

ヨウ素の効果と注意点

ヨウ素は、人間が生きる上で必要なミネラルの一種です。

ここでは、ヨウ素の効果と注意点をご説明します。

 

ヨウ素について

食事から摂ったヨウ素は、胃腸で吸収されて血液で運ばれ甲状腺に取り込まれて蓄積されます。また、ヨウ素は人間の体内において、のどの辺りにある指先くらいの大きさの器官である「甲状腺」に多くあります。甲状腺は、代謝を維持するために必要なホルモンを分泌する器官で、ヨウ素は、この器官から分泌されるホルモンの主な構成成分となる役割をしています。

 

1803~1815年のナポレオン戦争の時、海藻から火薬を製造している際、偶然発見されたものがヨウ素でした。1811年、フランスの硝石業者であるクールトアにより、海藻の中からヨウ素が発見されました。当時、硝石は火薬の原料で海藻を焼いた灰から生産されていたのです。

 

ヨウ素は海水中に多く存在することから、「海のミネラル」とも呼ばれています。昆布やわかめなどの海藻や、魚介類にたっぷり含まれており、海藻を食べる機会が多い日本では、ヨウ素が不足することはほとんどないのです。しかし、海藻を食べることのない海外でヨウ素は欠乏しやすい栄養素といわれています。

 

ヨウ素の効果

ヨウ素の効果は大きく分けて2つあります。

 

基礎代謝を促してくれる

ヨウ素をもとにつくられた甲状腺ホルモンは、生命を維持する自律神経の一種である「交感神経」に働きかけ、基礎代謝を調節する効果があります。基礎代謝を促し、呼吸を早め、酸素の消費量を高めたり、心臓の働きを強くしたりして脈拍数や心拍出量を増加させます。

 

成長を促してくれる

甲状腺ホルモンは、三大栄養素の炭水化物・脂質・たんぱく質の代謝を促し、成長や神経活動を活発にします。代謝が促されることで、皮膚や髪を健康に保ってくれます。ヨウ素は、神経細胞などの成長に関わるので、脳や知能の発達にも欠かすことのできないミネラルなのです。

 

ヨウ素を摂取する上での注意点

 

海藻を食べる習慣のある日本人は、ヨウ素の過剰摂取に注意する必要があります。健康な人の場合、ヨウ素の摂取量が多少増えたとしても排泄によって体内のヨウ素の量を調節することができます。しかし、長期間ヨウ素の過剰摂取が続いてしまうと、ヨウ素が不足した時と同じように異常が出たり、甲状腺肥大・甲状腺腫などの症状が出たりするケースがあります。ヨウ素を過剰摂取することで、体内のヨウ素の代謝が妨げられたり、甲状腺ホルモンへの変換が難しくなり、甲状腺の機能低下を起こしたりします。

 

ヨウ素を含む食材

昆布

現代の食生活において、肉・加工食品を摂る機会が多いため体が酸性に傾いてしまいます。健康体である弱酸性を保つには、アルカリ性食品内のトップクラスの昆布を食べるのがおすすめです。昆布に含まれるミネラル成分は、牛乳のおよそ23倍、カルシウムはおよそ7倍、鉄分はおよそ39倍も含まれています。

 

わかめ

わかめは、水に溶けない食物繊維「セルロース」と、水に溶ける食物繊維「アルギン酸」の2種類が含まれています。

セルロースは、腸の中で水を含むことで膨らみ、腸内でできる便の量を増やし柔らかくし、腸の壁を刺激し、ぜん動運動を活発にさせることで便秘を防いでくれます。

アルギン酸は、血液中のコレステロールを減らしたり、腸内最近のバランスを整えたりしてくれるのです。このことから、成人病や腸からくる老化を防ぎます。

 

ひじき

ひじきには、冷えや肩こりの原因となる貧血を防ぐ鉄分、カルシウム、腸を綺麗にしてくれる食物繊維がたっぷり含まれています。さらに、皮膚を健康に保つとされるビタミンAも含まれています。

 

おわりに

ヨウ素の効果と注意点をご説明しました。

普段から摂取している栄養素なので、過剰摂取に気を付けましょう。

 

参考記事

ヨウ素 わかさ生活

健康と美容に昆布!

わかめって何?

ひじきの栄養

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