銅の効果と注意点

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元素記号で銅は「Cu」と表します。銅はわたし達の体にとって必要不可欠な栄養素の一つです。

銅はわたし達の体の中で間接的に関わりがあります。ここでは、銅について詳しく説明します。
 

銅の性質

銅はヘモグロビンを作るために必要な成分です。ヘモグロビンは鉄から生成されるのですが、この鉄を必要な場所へと運ぶ役割をはたすのが銅です。鉄が体内で十分に足りていても、銅が不足していたらヘモグロビンを生成することができません。そのため、銅はわたし達の体にとって必要不可欠な成分と言えます。

また、銅にはわたし達の体の中で酵素となり、活性酸素を除去したり骨の形成を手助けしたりする役割もあります。
 

銅が不足している時の影響

銅が不足している時に起こる、悪影響について説明します。
 

  • 銅欠乏性貧血
  • 骨折、変形

 
銅が極端に不足している状態だと、ヘモグロビンが生成できず、貧血になってしまいます。しかし、めったに銅が極端に不足するということはありません。普段の食事で十分な銅の摂取量に足りているケースが多いです。
 

銅の過剰摂取による影響

銅は毒性があり、過剰に摂取することは良くないと言われています。
 

  • 銅中毒
  • 溶血性貧血

 
銅の過剰摂取により、銅中毒や溶血性貧血になってしまうことがあります。

銅中毒とは、嘔吐や下痢が続き、胃腸炎のような症状が続きます。

溶血性貧血とは、赤血球が体内で破壊され続け、正常な赤血球が足りなくなってしまうという貧血に含まれる病気です。

普段の食生活で銅を過剰に摂取するということはありませんが、銅製の食器や調理器具などから銅中毒になったという報告があります。銅製品を扱う際は気をつけましょう。
 

正しい摂取量

ほとんどの食材にある程度、銅が含まれています。そのため、普段の食事で銅が不足してしまうことも、過剰に摂取してしまうということもありませんが、ここでは銅の摂取量を紹介します。
 
【男性】

年齢 推奨量(mg / 日)
10~11 0.7
12~14 0.8
15~17 1
18~29 1
30~49 1
50~69 0.9
70以上 0.9

 
【女性】

年齢 推奨量(mg / 日) 推奨量(妊娠期) 推奨量(授乳期)
10~11 0.7 0.8 1.2
12~14 0.8 0.9 1.3
15~17 0.8 0.9 1.3
18~29 0.8 0.9 1.3
30~49 0.8 0.9 1.3
50~69 0.8
70以上 0.7

 
上記の表はあくまで目安になります。

男性と女性とで推奨量に違いがあります。また、女性でも通常時・妊娠時・授乳期ごとに銅の推奨量に違いがあります。

上の表をみると授乳中の方は、銅の摂取量が最も多いことがわかります。授乳中の方はとくに銅を摂取するように意識しましょう。

普段の食事で銅が不足してしまったり、過剰に摂取してしまったりすることはほとんどありませんが、そうならないように気をつけましょう。
 

銅が含まれる食べ物

銅が含まれていない食材は少なく、多くの食材に銅は含まれています。とくに以下の食べ物に、銅が多く含まれています。
 

  • 牡蠣
  • スルメ
  • レバー
  • ナッツ
  • 大豆
  • ココア

 
銅は、魚介類などに多く含まれています。また妊娠中の方は、妊娠する前より少しだけ銅を多く摂取しなければいけません。しかし、妊娠中の方はレバーの摂取を控えるように言われますので、レバー以外の食べ物で銅を摂るように心がけましょう。
 

おわりに

銅は、ヘモグロビンの生成に間接的な関わりがあるということを説明しました。鉄が足りていても、銅が足りていなければ鉄を必要な場所へ運ぶことができず、ヘモグロビンが十分に生成できないという問題がおきてしまいます。そのため、銅が不足することで貧血になるケースが多いです。

また銅には毒性があるため、銅を過剰摂取することで銅中毒を起こしたりしてしまう恐れがあります。普段の食事で銅が不足したり、過剰摂取したりすることはめったにありませんが、正しい摂取量を意識して摂るようにしましょう。

参考記事

栄養成分百科
食と健康の総合サイト

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