コバルトの効果と注意点

imasia_11852824_M

コバルトは、元素記号で「Co」と書きます。鉄族元素の1つで、鉄より酸化しにくく酸や塩基に強いです。

ここでは、コバルトの影響について説明します。
 

コバルトの役割

コバルトは、ミネラルのように単体で効果を発揮するのではなく、ビタミンB12の構成元素として存在しているミネラルと言えます。

体内でコバルトがビタミンB12に合成されることはないため、コバルトだけを摂取してもあまり意味がなく、コバルトはビタミンB12として摂取されます。
 

コバルト不足の影響

コバルトが不足していることを「コバルト欠乏症」といい、コバルト欠乏症になるとさまざまな悪影響が体に起こりえます。ここでは、コバルト欠乏症がもたらす悪影響について説明します。
 

  • 悪性貧血
  • 巨赤芽球性貧血

 
赤血球を骨髄で作る際には、葉酸とビタミンB12が必要不可欠です。コバルトはビタミンB12と同じで、コバルトが不足するということはビタミンB12が不足することと同じことを意味します。赤血球を作るために必要な栄養素が足りなくなるということは、赤血球の製造量が減少し、貧血となります。

コバルトが欠乏することで貧血症状の他に、舌が赤くなりヒリヒリとした痛みがあります。コバルト不足が進行するに連れ、神経障害が起こる可能性もあります。
 

コバルト過剰摂取の影響

コバルトを過剰に摂取したことを「コバルト過剰症」といいます。コバルトを過剰に摂取することで、体に悪影響を与えてしまう場合もあります。ここでは、コバルト過剰症について説明します。
 

  • 甲状腺機能低下症
  • 心不全
  • 呼吸機能低下症
  • 血管膨張、血圧低下

 
コバルト過剰症によって上記4つの病気になり得ます。また、妊娠中は摂取量の指摘があります。コバルトは不足していても、過剰に摂取しても体に悪影響を与えてしまいます。正しい摂取量を守り、健康維持をしましょう。
 

正しい摂取量

コバルトは、体内でビタミンB12の構成成分として主に存在しているため、ここではビタミンB12の摂取量を紹介します。
 
【男性】

年齢 推奨量(μg / 日)
10~11 1.9
12~14 2.4
15~17 2.4
18~29 2.4
30~49 2.4
50~69 2.4
70以上 2.4

 
【女性】

年齢 推奨量(μg / 日) 推奨量(妊娠期) 推奨量(授乳期)
10~11 1.9 2.3 2.7
12~14 2.4 2.8 3.2
15~17 2.4 2.8 3.2
18~29 2.4 2.8 3.2
30~49 2.4 2.8 3.2
50~69 2.4
70以上 2.4

 
上記の表はあくまで目安としてお考えください。またコバルト欠乏症にも、過剰症にもならないよう摂取量には注意しましょう。
 

コバルトの含まれる食べ物

ここでは、コバルトの含まれる食べ物とコバルトの吸収を阻害する成分を紹介します。

コバルトが豊富に含まれる食べ物

  • しじみ
  • あかがい
  • すじこ
  • 牛レバー
  • いくら
  • あさり

 
このように主に、貝類に多くコバルトが含まれていることがわかります。コバルトを摂取するときは、貝類を取り入れるように心がけましょう。

コバルトの吸収を阻害する成分

  • アルコール
  • アミノサリチル酸
  • コレスチラミン
  • フェンモルフィン
  • プリミドン

 
これらの成分と一緒にコバルトを摂取しても、体内でコバルトの吸収を阻害してしまい、十分にコバルトが吸収されないということがあります。また、喫煙でもコバルトの吸収を阻害してしまうことがあるので、コバルトを摂取した時はこれらの成分と喫煙に注意しましょう。
 

おわりに

コバルトは、体内でビタミンB12と構成成分になるということを説明しました。そのため、コバルトを摂取するということは、ビタミンB12を摂取していると同じことになります。

また、コバルトは不足していても過剰に摂取していても体に悪影響を与えてしまいますので、正しい摂取量を守り健康を維持しましょう。コバルトの体内への吸収を阻害してしまう成分との同時摂取は避け、効率のいい食べ方を心がけましょう。

参考記事

食と健康の総合サイト

Follow me!

  • Facebook
  • twitter
  • Hatena